縁の下の力無し


あきの@管理人の趣味と、犬猫ごはん作りのsmall tips.
by aislaby
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朱里6歳

d0001930_1185818.jpgこの素晴らしきへそ天キャットちりちゃんが6歳を迎えた。
や、だいたい6月終わり~7月頭に生まれたと推察されるので、うちで覚えやすい日を設定しただけの誕生日だけど。

今日はちょっと昔話…

99年の8月の終わりのある夕方、私とでーことカッパさんの3人はいつもの散歩に出た。
その日に限って、いつものコースでない方向に出発し、家からほんの10m弱歩いたところで、ふと道端に目をやると、赤白の小さな毛皮がうずくまっていた。
次の瞬間、カッパさんにでこのリードを放り投げ、家へ駆け戻った私(^^; 靴の箱かなんかに古布を詰めたのをつかんで引き返し、恐る恐る「にゃん?」と声をかけて、仔猫に触ってみる。
すると仔猫は明らかにほっとした様子で、手に体重を預けてきた。すくいあげて箱の中に寝かせると、再び猛然と立ち上がり、「病院連れていくから、あとよろしく!」と叫んで車に飛び乗るまで、多分3分くらいか? カッパさんは終始呆然としていた(^o^;

最初は死んでるのかと思ったほど、仔猫はボロボロだった。ものすごい目やにで両目は完全に塞がっており、鼻もガビガビ、耳も白い毛も汚れ放題、痩せこけて骨が浮き上がっている。
当時のかかりつけ動物病院に連れていくと、スタッフ数人がかりで、まず目の洗浄をしてくれた。ちっこい体でニャーニャー泣き叫んでたから相当のこびりつきだったのだろう。
目やにが取り除かれても、眼窩はピンクの肉で塞がれたままで、眼球が見えない。正直めちゃめちゃ怖い顔だった。
獣医師いわく、本来目が開く時期から、目やにで開けられなかったため、瞼と結膜が癒着し、眼球が萎縮しているのだという。
「どうしますか?」と訊かれても、こんなの目の前にしていらないと云える人間なら、最初から拾わないよ~。「うちで飼いますから、治療を続けてください」と即答した。カッパさん、許せ(爆)

仔猫は重度のFVR(猫ウィルス性鼻気管炎)に冒されていて(目やにの原因)、大量のノミにたかられてるため、かなりの栄養失調でもあった。
本来こんな仔猫に使うものではありませんが、と充分説明のあった上で、インターフェロン、ノミとりのスポット薬が次々投与される。
一通りの治療を施された仔猫に、猫缶が出された。仔猫は目が見えなくともがつがつゴハンを食べて、なんだか元気なように見える。
しかし、これだけFVRが重症だと、うちの兄猫たちにも移ってしまうとのことで、当面の入院を勧められた。
入院の手続きをしていると、獣医師はこう云った。
「今は元気を取り戻してるように見えますが、後で急変するケースが多いんです。助かるかどうかは5分5分と思っててください」

実はこの頃は、ディドーの避妊手術をするかどうかを検討していた時期でもあり、病院には度々足を運んでいたので、2、3日に1回は仔猫の面会に行った。
相変わらず怖い顔(^^;の仔猫は私の声を覚えてるのか、行くととても喜んでくれた。
病院では面会のために診察室一つをあてがってくれ、ごはんの時間帯なら「食べさせてあげてくださいね~」と猫缶も出してくれた。
幸いこの子は次第に元気になっていったが、同時期に持ち込まれた同様の症状の仔猫は、残念ながら助からなかったそうだ。せっかく病院に連れてきてくれる人に出会える運の強さを持ってたのにね…(T_T)
この子は強く生き延びられるよう、赤くて強い男の名前をつけた。田村由美さんのマンガ「BASARA」のキャラクター、"赤の王" 朱里(笑)

名前のおかげか、なんと左目が開いた。少なくとも明暗くらいはわかるようになるだろうという。
体力がついてきた頃、右目も手術をした。癒着した結膜に薄く切り目を入れたのだ。それでどうにか右目も不完全ながら開き、最終的には左目はほぼ正常の視力、右も驚くほど視力を取り戻せたようだ。当時のスタッフには本当に感謝している。
そうこうするうちにFVRも収まってきて、朱里は3週間近い入院生活からやっと解放されて、うちにやってきた。

うちでは、兄猫たちがガビーンとなってる一方で、避妊手術後の抜糸もまだ済んでないディドーが、とっても喜んだ。彼女はたいそうネコラーなのだが、兄ズは嫌がって遊んでやらなかったのである。
朱里は最初はラックの下などに潜って怯えてたが、2日目くらいにはもう、ニコニコとでーこに抱っこされてるようになった。
d0001930_11173292.jpgでこの朱里への献身ぶりには、わが犬ながら頭が下がった。痛いおなかを触られるのも嫌なはずなのに、朱里が乳首に吸い付き、おっぱい出ないの!とグイグイ押しても決して怒らず、ただただ舐め、抱っこして一緒に眠り、かじりっこ引っかきっこに果てしなく優しく付き合う。
どんなに猫の育て親として優れた人でも、でーこが朱里にしたようには出来ないだろう。朱里は過酷な経験を経て、再びママに―――本当のママに巡り会ったのだと思う。彼が今もぷりぷり元気で、持って生まれた愛情深く思いやりのある(ホントよ~)性格をそのままに保っていられるのは、ひとえにディドーが朱里を育ててくれたおかげだ。
といっても、もはや完全に母子関係は解消されて久しく、今じゃ死んでも一緒になんか寝てやらない冷たいでこさんなのだが(^o^;

長くなったので、続きはまた。
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by aislaby | 2005-07-07 11:27 | 犬猫ホリスティックライフ経歴
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